我が家では、京都山田のへんこ一番搾りごま油を使っている。炒め物に限らず、豆腐やサラダにかけてもとても美味しい。
その山田製油のイタリア料理店が桂にあると聞いていたけど、なかなか行く機会がなかった。先日、友達が予約を入れてくれたので、初めて行ってみた。
阪急桂駅から徒歩10分ほどの住宅街にある「ピッコロモンドヤマダ」
ランチは2部制だけど、11時の開店と同時に店は予約客でいっぱいになった。メイン料理は夏季限定の「冷やし坦々麺」と「ピッツァ・ヤマダ」を選び、友達とシェアすることにした。
まず前菜がやってくる。スープの顔にちょっと幸せな気分になった。スープにサラダ、胡麻が使われているはずなのに、さほど胡麻を感じさせない。パンはオリーブオイルのように金胡麻油に浸して食べた。
「イタリアンなのに中華?」
店員さんにメインのオススメを聞かなければ、おそらく選ばなかった「冷やし坦々麺」は自分の想像の上をゆく味だった。練りごまと豆乳の漬け汁はコクはあるものの、さっぱりとして美味しい。
「ピッツァ・ヤマダ」この胡麻づくしのピザはハチミツがほんのりと甘いアクセントになって美味しい。和食のイメージの強い胡麻の概念が一気に変わってしまった。
そして、私達の驚きはデザートまで続く。少し塩がかかったバニラアイスにもこの金ごま油をかけると、まるで塩キャラメルアイスのような感じの味になる。金ごま油、おそるべし。
様々なごまを堪能し、店を出るとすでに13時からのお客さんが並んでいた。そして私達は隣にある販売店に入ってみる。
ごま油にごまふりかけ、惣菜、お菓子など、品揃えの多さにびっくりした。最近は百貨店だけでなく、近くのスーパーでも山田製油のごま油は買えるけれど、ここまでの種類はまずない。ごま油はティスティングもできる。悩んだ末、今回はこの2つを購入。エキストラバージンごま油はいつも買うごま油より、香りがかなりマイルドでドレッシングにも使えそう。
ピッコロモンドヤマダでは定休日の水曜日のみ山田カリーになるみたい。買い物とともに、また来てみたい。