宇治で紫陽花を堪能し、次は長岡京市の楊谷寺に向かった。
このお寺は「柳谷観音」とも呼ばれていて、なかなかの山奥にある。
豊臣秀吉の側室、淀君もここの観音様を信仰し、毎日、ここの水で顔を洗っていたとも伝えられている眼病平癒の祈願所。
ここ数年、おそらくスマホが原因だと思うんだけど、私の視力もかなり落ちてしまったので、祈願を兼ねて、隠れた紫陽花の名所を訪れてみた。
階段を登ると寺の入り口には令和の大きな看板があった。ここは、古くから天皇家の参拝があり、天皇家ゆかりの寺としても知られているみたい。
山門をくぐり、手水舎に浮かべられた紫陽花に目が釘付けになった。カラフルできれい。季節によりここに浮かぶ花が異なるみたい。
この本堂から奥の院まで屋根付きの「あじさい回廊」からも紫陽花を眺めることができる。早速、中を歩いてみると割と傾斜があったけれど、風もあり、どこか涼しく感じた。
眼だけでなく心も癒されると言われている庭園。ここにもまた紫陽花が浮かぶ。
長い廻廊を歩いて、奥之院に到着する。
周りには紫陽花が咲き溢れていた。この辺りに七色の紫陽花があるらしいけれど、探しても探しても見つけられなかった。
帰りは寺の外の「あじさいのみち」を歩いて下った。このベンチもフォトスポットらしい。海外からの観光客の方が一緒懸命、ここで写真を撮っていた。
そして、この寺でも再びハートらしき形の紫陽花を見つけた。三室戸寺で見つけたハート紫陽花よりもよりかなり大きめかな。
楊谷寺でも平日に関わらず人が途切れなくやって来る。どこも例年よりは紫陽花の花は少なめなのかな。今年は梅雨入りが遅かったから、7月に入っても、まだ少し紫陽花が見れるかもしれないね。楊谷寺は紅葉の隠れた名所でもあるらしい。再びグルグルと山道を越えて、秋にまた来れるかな。