今週のお題「紅葉」②
乗ればすぐに到着した。
一度、見てみたかった駅前の大天狗。
鞍馬山の天狗は日本各地の天狗の
総元締らしい。
よく見れば、鼻がワイヤーで釣られ
「大丈夫かな?」と思っていたら
冬で引退してしまうことを知った。
近くには10月にやってきた
ピカピカの2代目の大天狗がいた。
12月20日までは2つの大天狗が並ぶ。
長い間お疲れさまだったね。
最後に会えて良かったな。
鞍馬駅周辺は土産屋に
うどんやそば屋などもあり
比較的、高級店が並ぶ貴船口よりも
観光地に感じ、賑わっていた。
目の前には鞍馬寺の仁王門が見えている。
やっぱり紅葉がきれいだね。
門をくぐり愛山料の300円を払う。
ケーブル乗り場を横に見ながらも
本殿まで長い道のりが続くってことを
この時は考えていなかった。
門から歩くと由岐神社が見えてきた。
ここ有名な鞍馬の火祭りの会場。
樹齢800年の杉には行列が出来ていた。
この杉は大杉さんと呼ばれ
願掛け杉としても有名らしい。
次に由岐神社を参拝。
元々は皇室の守り神として京都御所内に
祀られていたみたい。
火難除、子授安産、縁結び、病気平癒
厄除開運のご利益がある。
神社を抜け、みんな次々と山を登っている。
門で貸し出しがあった
杖をつきながら登っていく人もいる。
ようやく鞍馬寺まではまだまだ先
であることを知る。
歩いても、歩いても階段が続く。
これがどこまで続くのか
予期していなかった山登りには
ちょっとくじけそうに
なったけど、ひたすら歩いた。
保育所の小さな子ども達も登っていた。
貴船は寒いだろうと寒さ対策万全で
やって来たのに
喉は渇き、汗も出てきた。
本殿金堂に到着。
標高は400キロメートル。
空気が澄んでいて、比叡山も見える
眺めも良い。
ここは源義経(牛若丸)が幼少期に
過ごした場所。
金星から魔王が降臨したいという
本殿前の金剛床は、宇宙のエネルギーが
受けることが出来るらしく
行列ができていた。
阿吽の虎
創立者の鑑真和尚の高弟鑑禎が
鬼に襲われ、毘沙門天が現れ助けた時が
「寅の月」「寅の日」「寅の刻」だから
ここでは神のつかいは寅であるらしい。
金堂で御朱印をいただいた。
時間がなく、ここで下山。
下りの階段は少し怖かったけれど
登りほど時間はかからなかった。
鞍馬ラーメンと牛若餅を食べる。
この日の私の万歩計
登った回数は過去最高だった。
翌日に疲れがでなかったのが不思議。
鞍馬山は京都最強のパワースポットらしく
山全体が聖域だったからかな。
紅葉を見に来たはずだったけど
山登りのインパクトが強く残った。
あの日はもう鞍馬に行くことは
ないかなと思っていたけど
今、再び鞍馬山を登ってみたいと
思っている。
今度は本殿より先の魔王殿まで行き
金剛床の六芒星にも
立ってこようと思う。