昨年、亡くなった祖母の家が
取り壊されることになり
最後に一目見ておこうと
3月に久々に宇治まで出かけた。
用は一瞬で終えたけど
少し立ち寄って帰りたいと
思った店があった。
休校になってから外食は控え
ていたけど
この頃はまだ
営業している飲食店も多かった。
「今、お店はどうなってるかな?」
色々と考えて、迷った末に
私はお店に電話をかけ
席を予約した。
宇治の人気店
御料理と喫茶「ロバ」
このお店のゆったりとした
空間が好きだ。
久しぶりに来たけれど
店の雰囲気は変わらない。
どれも丁寧に作られて
サクサクの天ぷらが美味しかった。
子どものメニューは
メインのちらし寿司の他に
ランチの一品を選ぶことができる。
「自粛」と言う言葉が
頭の中から離れず
さっと食べて、名残惜しさが
残るうちに店を出た。
だけど、ずっと家にいた私達に
とっては貴重な時間だった。
美味しい時間をありがとう。
車から見た宇治の街並みは
人通もなく、かつてないほどに
閑散としていた。
宇治で人気のお茶屋さんの
中村藤吉や伊藤久右衛門の前を
通りかかっても、同じ様な感じ。
伊藤久右衛門は賞味期限の迫った
商品を大幅な割引でネットで
販売していたみたい。
子ども達にカードゲームの
面白さを教えてもらった玩具屋さん
ここまで来たならば
行きたい場所は色々とあるけど
今回は帰宅した。
自粛期間に読み始めた
「珈琲店タレーランの事件簿」は
京都が舞台になっている。
ちょうど読み終えた5巻は
宇治が舞台になっていた。
今、ロバも含め
宇治の商店街はお弁当を
売り出しているらしい。
近くに住んでたら買いに
行きたかった。
私の住む場所でも
お弁当やテイクアウトの店が
増えた。
今は自分の生活の範囲の音店で
テイクアウトを
してみようと思う。
次に宇治に行時は
色々と立ち寄って帰りたい。