安井金毘羅宮から少し歩くと、「六道の辻」という石碑が立っていた。昔、ここはあの世とこの世の境目だったよう。
その前にある六道珍皇寺。ちょうど特別拝観中で、閻魔大王の仏像のポスターに惹かれて、拝観してみた。
閻魔大王と、その隣に、小野篁(たかむら)の像。格子窓から拝観するのでちょっと見づらいけれど、なかなか迫力のある仏像。悪いことをしていたら、この2人には身抜かされそう。(寺の入り口で頂いた新聞の下に像の写真が載っていた。)
閻魔庁に通ったという平安貴族の小野篁。この寺には彼があの世とこの世を行き来していたと言われる井戸がある。左奥にあるものがその井戸の一つ。
そして、リアルな地獄絵も見応えがあった。絵の中心には「心」の文字がある。とても印象的だった。それは、地獄に落ちないためには心が大切だと訴えている。心を大事にしないといけないいう考えは、今も昔もどんなに時が経っても変わらないんだなと感じた。